いかりや長介氏が亡くなったのは、やはりそれなりに感慨深いものがあるものの、大きなショックというまでには至らない。
それは、年末の『大爆笑』のオープニングを見た時に、少なからずの人が抱いたであろう「予感」に起因するのかも知れない。
あの生気の無さはやはり尋常ではなかったように思うが、今回フジ系のワイドショーなどではあの画像は流されたりしたのだろうか。
それでも翌日と葬式の日のワイドショーは録画して出かけた。
告別式での加トちゃんの弔辞はなかなかに良かったように思う。シミジミと聞き入ってしまった。
内容どうこうというよりも、あの故人に語りかける口調に妙に落ち着くような安心するようなものを感じた。
それは世に謂うところの「ドリフ世代」である我々の、『全員集合』のクロージングでの「歯みがいたか?」「お風呂入れよ!」というあの数々の「呼びかけ」に馴染んだ耳の所以かもしれない。